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相続放棄を行ったときの注意点とは?完了後のトラブルを防ぐポイント

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相続放棄はマイナスの財産を回避する手段ですが、手続きが完了して終わりではありません。
事後の対応を誤ると、親族間のトラブルや法的責任を問われる恐れがあります。
本記事では、相続放棄が完了した後に注意すべきポイントについて解説します。

相続放棄の完了後に注意すべきポイント

相続放棄の完了後、特に注意が必要なポイントは以下の通りです。

  • 遺品の処分や預金の引き出しによって放棄が無効になる
  • 次順位の親族に相続の権利が移行する
  • 次の相続人が決まるまで財産の管理義務が残る


それぞれについて確認していきましょう。

遺品の処分や預金の引き出しによって相続放棄が無効になる

遺品の処分や預金の引き出しによって放棄が無効になることは、相続放棄の完了後に注意すべきポイントのひとつです。
家庭裁判所で相続放棄が受理され、手続きが完了した後であっても被相続人の財産を処分する行為は禁止されています。
預金を引き出して使ってしまったり、価値のある遺品を勝手に売却や廃棄したりすると、財産を隠匿・消費したと判断されてしまい、相続を承認したとみなされる単純承認の扱いを受ける恐れがあります。
その結果、せっかく完了した相続放棄が無効となり、多額の借金などを背負う事態に陥りかねません。
手続きが終わったからといって安心せず、ご自身の財産と被相続人の財産を区別して扱い、遺品整理などを行う前には専門家に確認することが大切です。

次の順位の親族に相続の権利が移行する

相続放棄を行うと、次の順位の親族に相続の権利が移行する点についても注意が必要です。
相続放棄が認められると最初から相続人でなかった扱いとなり、次の順位にあたる親族へと相続の権利と義務が移ります。
事前に何も伝えないまま手続きを進めると、後から突然借金の督促を受けた親族との間で重大なトラブルになる恐れがあります。
円滑に手続きを進めるためには、次の順位にあたる親族に対して放棄する事情をあらかじめ説明しておくなどの配慮が必要です。

次の相続人が決まるまで財産の管理義務が残る

相続放棄後の注意点として、次の相続人が決まるまで財産の保存義務を負う可能性があることが考えられます。
相続放棄をした者が、被相続人の不動産などを現に占有していた場合には、次の相続人が財産の管理を始められる状態になるまで管理を行う必要があります。
放置した建物の不備などで近隣住民や通行人などに損害を与えた場合には、賠償責任を問われる可能性があるため適切に管理することが大切です。

まとめ

相続放棄は借金などのマイナス財産を引き継がずに済む有効な手続きですが、完了後にも預金の引き出しによる無効化リスクや、親族への影響などを考慮する必要があります。
特に次の順位の親族への事前説明や、財産の適切な管理を怠ると、予期せぬトラブルに発展する危険性が伴います。
ご自身の状況でどのような対応が必要となるのかを正確に把握し、安全に手続きを進めることが大切です。
相続放棄に関する事前の確認や完了後の対応に不安や疑問がある場合には、お気軽に司法書士への相談をご検討ください。